第7回FRT九州研修会 報告記

FRT九州 代表 中島 佳子

令和3年7月31日(土)に第7回FRT九州研修会を、熊本城ホールにて開催致しました。コロナウイルス感染状況が落ち着かない状況下ではありましたが、出来る限り会場型の研修会を開催したいとの想いもあり、現地開催をさせて頂きました。そのような中ではありましたが、46名の方々にご参加頂き、感謝しております。
教育講演では、熊本大学病院の清水紀恵先生に、「乳房検査について~マンモとエコー総合判定を含めて~」と題してご講演頂きました。マンモグラフィー、乳房超音波検査の基本的な内容から、日常によく遭遇する病変の見え方、最後は、併用検診における総合判定の具体的なやり方等を学ぶことが出来ました。臨床検査技師さん、看護助手さんの参加もあり、他職種の興味もそそる、とてもすばらしい教育講演でした。


シンポジウムでは、「ワークライフバランス―仕事も私生活も楽しむ方法―」というテーマで、3名の先生方にご講演頂きました。初めに、公益社団法人日本診療放射線技師会の吉川典子理事にご講演頂きました。ご自身の経験と現在の職場での管理職という立場から、働きやすい職場にするために、何に取り組み、部下に対してどのような教育をしているのかを聞くことが出来、とてもいい職場だな、尊敬する上司の在り方だなと強く憧れを抱きました。次に、診療放射線技師から、熊本市議会議員に転職された高瀬千鶴子先生にご講演を頂きました。あまり知らなかった政治の事、産後ケア事業の詳細、「どこシル伝言板」等、多くの情報を知ることが出来ました。高瀬先生のモチベーションの高さにも魅了されました。最後にJCHO熊本総合病院の中原博子技師長より、ご自身の経験談を含め、ご講演を頂きました。仕事も私生活も楽しむためには、メリハリをつけ、どちらも充実させることが大事であるというお言葉に、すごく共感しました。とても内容の濃い、興味深い、モチベーションの上がるシンポジウムでした。


特別講演では、「感情をコントロールする~アンガーマネジメント」と題して、放送大学熊本学習センター客員准教授の河添博幸先生にご講演頂きました。まずは、心理テストで自分自身の考え方の傾向を知り、その後、怒りの要因について学びました。人が絡むと感情的になりやすいこと、考え方、捉え方による感情の違いがあるため、認知の歪みが感情を変えてしまうことを知りました。また感情のエクササイズとして、6秒ルールを作り呼吸を整え大切な人を思い浮かべること、私を主語にして相手に伝える事、小さな親切を心がける事、一方的に思い込まないことを教えて頂きました。講演中も笑いありの和やかな雰囲気で、とても面白い講演でした。講演後も様々な質問が飛び交い、素晴らしい特別講演になりました。


本研修会開催にあたり、ご尽力頂きました九州地域放射線技師会、(一社)熊本県放射線技師会の役員の皆様、そしてご参加頂きましたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。
今回はコロナウイルス感染拡大が収まらない状況の中での現地開催となり、参加したくても出来なかった方々には、お詫び申し上げます。
来年度の第8回FRT九州研修会は沖縄県で開催致します。来年こそは、ワイワイ懇親会まで楽しめるような世の中になっている事を切に願います。

日本診療放射線技師連盟
連盟からのお知らせ!

診療放射線技師も政治に関心を!  連盟ニュース 2022年4月号


<2022/06/20> あぜもと将吾活動報告会 ゲスト「参議院議員 三原じゅん子」先生 多くの参加をお願いします。

<2022/06/02> あぜもと将吾活動報告会 ゲスト「生稲晃子 候補予定」東京選挙区 250名越えの参加がありました。

<2022/05/26>  あぜもと将吾活動報告会 Zoomにて250名越えの参加がありました。

<2022/04/26> あぜもと将吾活動報告会 Zoomにて接続数Max 300の参加があり開催されました。

<2022/03/30> あぜもと将吾活動報告会 多数の参加を頂き開催されました。

>告示研修<義務研修>

告示研修<義務研修>

令和3年7月9日医政発0709第7号「臨床検査技師等に関する法律施行令の一部を改正する政令等の公布について」が厚生労働省医政局長より発出され,下記の業務範囲の見直しが行われたことに伴い,令和6年4月1日前に診療放射線技師の免許を受けた者および同日前に診療放射線技師国家試験に合格した者であって同日以降に診療放射線技師の免許を受けた者は,下記の追加された行為を行おうとするときは,あらかじめ, 厚生労働大臣が指定する研修(本会が実施)の受講が義 務付けられました。