第8回FRT九州研修会 報告記

 令和5年7月1日(土)に第8回FRT九州研修会を、沖縄産業支援センターにて開催致しました。当初は、令和4年度に開催を計画しておりましたが、新型コロナウイルス感染状況を懸念し、1年延期した経緯があります。今年度も、沖縄県では、第9波が懸念されましたが、感染対策を万全に行い、無事に沖縄県で現地開催をすることが出来ました。52名の方々にご参加頂き、とても盛り上がりました。

 シンポジウムでは、「みんなで学ぼう!スキンテア(皮膚裂傷)防止と患者の対応」というテーマで、それぞれの職業の立場から3名の先生方にご講演頂きました。初めに、看護師の立場からということで、友愛医療センターの大嶺 知栄子先生にご講演頂きました。スキンテア防止の対策、皮膚損傷した場合の処置方法等、とても勉強になりました。次に、理学療法士の立場から、沖縄県立八重山病院の久場 兼祥先生にご講演を頂きました。車イスへの移動する際の介助方法、患者さまへの介助がどこまで必要かを見分ける方法等、とても役に立つ情報をご講演頂きました。また、実演までして頂き、とても分かりやすく勉強になりました。最後に診療放射線技師の立場から、沖縄県立南部医療センターの新城 雅先生にご講演を頂きました。事前アンケートや実際の体験談から、スキンテアについて、防止策と対応方法をご講演頂き、とても興味深い内容でした。

 またアンケートについては、児玉副会長のご講演に絡めて、笑いもあり、とても楽しいご講演でした。他職種の方からご講演頂き、シンポジウムを行うことで、内容も濃く、明日から日常業務に役に立つ知識をたくさん得る事が出来ました。

 リフレッシュタイムでは、ホットヨガLAVA の講師の先生にお越し頂き、座って出来るヨガを教えて頂きました。FRT九州研修会らしい、笑顔いっぱいの光景で、みんなでリフレッシュすることが出来ました。

 特別講演では、「ボランティア活動報告〜ジャパンハートこども医療センターin カンボジア〜」と題して、沖縄県立宮古病院の嶺井 一美先生にご講演頂きました。2ヵ月間仕事を休み、ボランティアとして、カンボジアの病院で活動された経験を、写真も交えご講演頂きました。カンボジアの過酷な環境、医療機器、医療設備の整っていない状況、何でも再利用しなければいけない状況、もう廃棄するようなIPの汚れを消しゴムで消すことで、アーチファクトがなくなり、とても大事に使用している事等、すべてが驚きでした。

ボランティアとして、そのような状況下に行きたいと思うその決意、行動力、活動力、モチベーションの高さ、すべてに感動しました。超音波検査においても、日本では小さなものを探す検査をしているが、カンボジアでは、とても大きなものを診断するという検査のやり方をしているということも知りました。カンボジアの方々の平均寿命は、日本と比べると短いですが、2000年から2015年の間に、平均寿命が10年ほど延びている理由は、このようなボランティア活動があり、医療環境が徐々に整ってきている事も関係しているのだろうなと思いました。嶺井先生が最後におっしゃった、「今できる事、今すべき事に目を向ける、出来る事を増やしていくことが大事」という言葉に感銘しました。とてもモチベーションの上がる素晴らしい特別講演でした。

 本研修会開催にあたり、ご尽力頂きました九州地域放射線技師会役員の皆様、(一社)沖縄県放射線技師会の長野会長、沖縄県FRT委員・実行委員の皆様、そしてご参加頂きましたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。来年度の第9回FRT九州研修会は長崎県で開催致します。来年は長崎県で盛り上りましょう‼

日本診療放射線技師連盟
連盟からのお知らせ!

診療放射線技師も政治に関心を!  連盟ニュース 2022年4月号


<2022/06/20> あぜもと将吾活動報告会 ゲスト「参議院議員 三原じゅん子」先生 多くの参加をお願いします。

<2022/06/02> あぜもと将吾活動報告会 ゲスト「生稲晃子 候補予定」東京選挙区 250名越えの参加がありました。

<2022/05/26>  あぜもと将吾活動報告会 Zoomにて250名越えの参加がありました。

<2022/04/26> あぜもと将吾活動報告会 Zoomにて接続数Max 300の参加があり開催されました。

<2022/03/30> あぜもと将吾活動報告会 多数の参加を頂き開催されました。

>告示研修<義務研修>

告示研修<義務研修>

令和3年7月9日医政発0709第7号「臨床検査技師等に関する法律施行令の一部を改正する政令等の公布について」が厚生労働省医政局長より発出され,下記の業務範囲の見直しが行われたことに伴い,令和6年4月1日前に診療放射線技師の免許を受けた者および同日前に診療放射線技師国家試験に合格した者であって同日以降に診療放射線技師の免許を受けた者は,下記の追加された行為を行おうとするときは,あらかじめ, 厚生労働大臣が指定する研修(本会が実施)の受講が義 務付けられました。